お墓参りの作法

お墓は、故人や先祖様をおまつりするところです。

いま自分が生きているのは、かけがえのない命をバトンリレーのように世代や時代を超えて連綿と受け継いでくれたご先祖様がいたからです。

お墓参りの作法

その誰かしら一人でもバトンを落としていたら、いまの自分は存在しなかったのです。

つまり、お墓参りは、そのすべてのご先祖様に対して、自分や家族が無事に暮らしていることを報告し、感謝の気持ちを伝える機会でもあるのです。

お供えの花は何がいい?

最近は仏花にこだわらず、故人が好きだった花をお供えする人もいますが、一般的にバラやアザミなど棘のあるものは不可で、香の強いものは不向きとされています。また、できれば生花がよいでしょう。

仏花に相応しい色合いは、白や赤、黄色、紫とされ、基本的に同じ花を2束(1対)で用意します。

定番の品種

  • キク(通年)
  • カーネーション(4~5月)
  • キンギョソウ(4~6月)
  • スターチス(4~7月)
  • ヒャクニチソウ(5~10月)
  • ストック(10~3月)
  • アイリス(春)
  • キンセンカ(春)
  • リンドウ(夏)
  • グラジオラス(夏)
  • ケイトウ(夏)
  • ミソハギ(お盆)
  • ホオズキ(お盆)

持参するもの

ほうき、ゴミ袋など

ほうき、ゴミ袋など

お供えの花

お供えの花

バケツ、タワシ、雑巾など

バケツ、タワシ、雑巾など

お供え物と半紙

お供え物と半紙

お線香、ローソク

お線香、ローソク

マッチまたはライター

マッチまたはライター

「宗派別」お焼香の仕方

天台宗 抹香をつまみ、額の前に軽くささげて、香炉に入れる。
仏・法・僧の三宝に供養するという意味から、回数は3回ともいわれているが、天台宗ではとくに回数を定めていない。
真言宗 抹香をつまみ、額の前に軽くささげて、香炉に入れる。
仏・法・僧の三宝に供養するという意味から、回数は3回ともいわれているが、必ずしも3回でなくてもよい。
浄土宗 抹香をつまみ、額の前に軽くささげて、香炉に入れる
。 仏・法・僧の三宝に供養するという意味から、回数は3回ともいわれているが、1回でも、2回でもよい。
浄土真宗 抹香をつまみ、額の前にささげずに、香炉に入れる。
回数は浄土真宗本願寺派は1回、真宗大谷派は2回となっている。
曹洞宗 抹香をつまみ、1回目は額の前に軽くささげ、香炉に入れる。
2回目は額の前にささげずに、香炉に入れる。回数は、この2回の場合が多い。
臨済宗 抹香をつまみ、額の前に軽くささげて、香炉に入れる。
仏・法・僧の三宝に供養するという意味から、回数は3回ともいわれているが、必ずしも3回でなくてもよい。
日蓮宗 抹香をつまみ、額の前に軽くささげて、香炉に入れる。
仏・法・僧の三宝に供養するという意味から、回数は3回ともいわれているが、必ずしも3回でなくてもよい。

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